MacでQRコードのラベルとステッカーを作る
使い続けられるQRコードのラベルとは、静的で、内容が短く、読み取られる距離に見合う大きさがあり、まとめて印刷する前に読み取りテストを済ませたものです。コードを作るのは簡単な部分で、Macなら追加のソフトなしで作れます。うまくいかない原因は、ほぼ必ずサイズ、密度、ジェネレーターの選び方のどれかです。
静的か動的か:印刷する前に決める
静的なQRコードは、Webアドレスなど、コードに入れたテキストをそのパターンの中に直接持っています。間に何も挟まず、そのアドレスが有効なかぎり使えます。
動的なQRコードは、多くのジェネレーターのサイトがデフォルトで作るもので、ジェネレーターのサーバーへの短いリンクが入っていて、そこからあなたのページに転送されます。利点は、あとから転送先を変えられることです。代償は、印刷したすべてのラベルがその会社に依存することです。会社がなくなったり、規約が変わったり、サブスクリプションが切れたりすれば、ラベルは使えなくなります。
印刷するラベルなら、たいていは静的が正解です。柔軟性がほしいなら、依存せずに手に入れましょう。yourshop.com/careのような自分のサイトのアドレスをコードに入れておき、そのページの転送先を好きなときに変えればよいのです。
サイズ、データ量、誤り訂正
QRコードは、モジュールと呼ばれる正方形のマス目でできています。入れるテキストが多いほど必要なモジュールが増え、サイズが同じなら1つ1つのモジュールは小さくなります。短いアドレスなら目が粗く読み取りやすいコードになり、パラメーター付きの長いトラッキングURLなら密度が高く、大きめに印刷する必要があるコードになります。コードを小さくする前に、内容を短くしてください。
実用的なサイズは次のとおりです。
- スマートフォンを近づけて読む(商品、瓶、名刺):短いアドレスなら一辺約2〜2.5 cm。50 × 30 mmのラベルではラベルの高さの大半を占めますが、それで問題ありません。
- 腕の長さかそれ以上離れて読む(棚、ラックの箱、ポスター):距離10に対して幅1という大まかな目安を使います。1メートル離れて読むコードなら、約10 cmほしいところです。
QRコードには誤り訂正のレベルも4つあります。L、M、Q、Hで、コードが傷ついたり隠れたりしても、それぞれおよそ7%、15%、25%、30%まで復元できます。レベルが高いほどモジュールが増えるので、同じサイズではコードの密度が高くなります。ラベルならMがよいデフォルトで、Hはロゴを重ねるコードや、こすれやすいコード向けです。
コードの周りには、少なくともモジュール4つ分の幅の空白を残してください。これをクワイエットゾーンと呼びます。文字やラベルの端がそこに迫っていることは、3回目でやっと読み取れるコードのよくある原因です。
Macで無料で作る方法
QRコードを作るのに何かを買う必要はありません。macOSのショートカットアプリには「QRコードを生成」アクションがあります。テキストを受け取って、できた画像を保存する2ステップのショートカットを作り、その画像をPages、Word、または任意のレイアウトアプリに配置して印刷します。アカウントもWebサイトも介さない静的なコードができます。
この方法には注意点が2つあります。画像の拡大縮小はできるだけ少なくし、できれば整数倍にしてください。拡大縮小でなめらかにされたQRの画像は、モジュールの輪郭がぼやけます。また、PagesとWordはシートを前提にしているので、感熱ロールではカスタム用紙サイズを設定することになります。その方法は4x6の印刷ガイドで説明しています。Averyのシートに印刷するなら、QRコード機能が組み込まれたAvery Design & Print Onlineも無料の選択肢です。
LabelPrintでQRコードのラベルを作る
QRコードのラベルを、特に感熱ロールに定期的に印刷するなら、LabelPrintのデザイン機能で、コードとラベルのほかの部分を1か所で扱えます。
- 内蔵の50 × 30 mmの商品ラベルや直径50 mmの丸いステッカーなどのラベルサイズを選ぶか、テンプレートから始めます。
- 「バーコードを追加」で要素を追加し、「形式」をQRにします。アドレスかテキストを入力します。コードは静的で、入力したものがそのまま入ります。
- 必要ならロゴを追加します。アプリはロゴを感熱ヘッド用に白黒に変換し、背後に白い下地を敷き、誤り訂正レベルHでコードを生成し、復元に十分な部分が残るようロゴをコードの幅の30%までに制限します。
- ラベルを1枚印刷します。実際に使われる距離から、普通の室内の明かりの下で、2〜3台の違うスマートフォンで読み取ってみます。そのあとで初めて、まとめて印刷します。
ロゴがなければコードはレベルMで生成され、密度が低く抑えられます。これは203 dpiのプリンターでは重要です。きれいに印刷するには、1つのモジュールが数ドットの幅を持つ必要があるからです。ロゴ入りの小さなコードが読み取れないなら、大きくする前にロゴなしで試してください。
QRコードはスプレッドシートの列から入力して、ラベルごとに別のリンクを持たせることもできます。これはCSVからラベルを印刷する方法で説明しています。Code 128やEAN-13のような1次元バーコードについては、Macでバーコードラベルを作る方法を参照してください。
QRコードの入ったラベルの印刷にはUnlimitedが必要です。デザインは無料なので、先にレイアウトしてサイズを確かめられます。料金はこちら。
100枚印刷する前に
- スマートフォンでリンクを開き、意図したところに行くことを確認します。テスト用のページや、タイプミスのあるURLになっていないかを見ます。
- 画面ではなく、印刷したラベルを読み取ります。Retinaディスプレイ上では読み取れるコードでも、紙では失敗することがあります。
- コードが灰色に見えるなら、濃度の設定を確認します。薄く印刷される感熱ラベルでは、ラベルのほかの何よりも先に、密度の高いQRコードが影響を受けます。
- ラベルを貼る場所を考えます。細い瓶やボトルに巻きつけたコードは、カメラから遠ざかるように曲がります。いちばん平らな部分に収まる大きさにしてください。
よくある質問
ラベルのQRコードはどこまで小さくできますか?
スマートフォンを近づけて読むなら、短いWebアドレスで一辺約2 cm(0.8インチ)が妥当な最小サイズで、203 dpiの感熱プリンターではそれより大きいほうが安全です。よく使われる目安では、コードは自分の幅のおよそ10倍の距離まで読み取れるとされるので、棚の上や部屋の向こうの箱にあるコードは、ずっと大きくする必要があります。
QRコードに有効期限はありますか?
静的なQRコードに期限はありません。アドレスがパターンそのものに保存されているからです。多くのQRジェネレーターのサイトで作ったコードは動的で、ジェネレーター自身のサーバーを指し、そこから転送されます。そうしたコードは、サービスが終了したりプランが切れたりすると使えなくなり、印刷したラベルもすべて道連れになります。
QRコードの中央にロゴを入れられますか?
はい。QRコードには誤り訂正があり、傷ついたり隠れたりした部分をスキャナーが復元できるからです。いちばん高いレベルのHを使い、ロゴは小さくして、印刷したラベルで読み取りテストをしてください。LabelPrintは、ロゴを追加するとレベルHに切り替え、ロゴをコードの幅の30%までに制限します。
印刷したQRコードが読み取れないのはなぜですか?
たいていは、入っているデータ量に対して小さすぎるか、周りのクワイエットゾーンが詰まっているか、黒ではなく灰色に印刷されているかのどれかです。デザインを変える前に、内容を短くし、周りに空白を取り、プリンターの濃度の設定を確認してください。
デザインして、そのまま印刷
LabelPrintはMacとiPhoneのためのラベル作成アプリです。バーコード、QRコード、画像、日付、連番を、48種類のテンプレートか白紙のラベルから作れます。できること。デザインは無料、印刷も1日5枚まで無料です。